【奮闘記】東京歯科大学同窓会アカデミアベーシックセミナーをサポートして
【奮闘記】東京歯科大学同窓会アカデミアベーシックセミナーをサポートして
こんにちは。北千住デンタルクリニックを運営する医療法人社団笑和会の太田和秀です。
本日、TDCアカデミア Basic Hands-on Seminar にて、学術委員の一員として運営をサポートし、
さらに「豚顎を用いた抜歯実習デモンストレーション」を担当しました。
今回はその体験を、理事長としての視点からお届けします。
若手歯科医師のための学びの場
このセミナーは卒後5年未満の若手歯科医師を対象としています。
臨床現場で一番悩みが多く、技術と経験の差に戸惑いや不安を抱えやすい時期です。
私自身もかつてそうした時期を過ごしました。
だからこそ、彼らが一歩ずつ成長できる環境をつくることが、私たち先輩世代の役割だと考えています。
豚顎抜歯デモを担当して
実際に担当したのは、豚顎を使った抜歯実習のデモ。
冷たく重量感のある豚顎を前に器材を構えた時、受講者の数十人の視線が私の手元に注がれているのを感じました。
「力で抜くのではなく、支点をつくり、歯根膜を丁寧に剥離していく」
そんな基本を実演しながら解説していく時間は、普段の診療とはまったく違う緊張感がありました。
途中、歯根が割れかける場面もありましたが、そこをあえて学びの材料として
「こういう時こそ焦らず支点を変える」と示しました。
臨床では想定外の出来事が必ず起こります。
だからこそ、トラブルの対処を見せることが最大の学びにつながるのです。
若手からの質問と熱意
休憩中、多くの若手歯科医師が声をかけてくれました。
「抜歯に自信が持てない時、どう心構えをすればいいですか?」
「患者さんが動いてしまうときはどう対応するのですか?」
臨床現場でのリアルな不安が、次々と投げかけられました。
私は「完璧にやろうとしなくていい。大切なのは安全で、患者さんに寄り添うこと」
「困った時は一人で抱え込まず、必ず周りに相談すること」 そう伝えました。
その瞬間、彼らの表情が少し和らぎ、笑顔が生まれました。
その笑顔を見たとき、今日のサポートの意味を心から実感しました。
理事長としての使命感
私は笑和会理事長として、御茶ノ水・北千住の両クリニックを通じて「地域に根ざした歯科医療」を実践しています。
同時に、こうした学術活動に参加し、若手の育成に携わることも大切な使命だと考えています。
学びの場を支えることは、患者様への医療の質を高めることと直結しているからです。
地域の皆さまへ
今回のセミナーを通じて、若手歯科医師の情熱と成長意欲に触れ、私自身も大きな刺激を受けました。
学術と臨床を結びつけ、学んだことを地域の患者様へ還元していく。
それが笑和会として、そして一臨床医としての私の責任です。
北千住で「信頼できる歯科医院」をお探しの方、またホワイトニングやインプラント、予防歯科に関心のある方。
どうぞ安心して私たち北千住デンタルクリニックにご相談ください。
常に学び続ける姿勢で、皆さまのお口の健康を守り抜きます。
北千住デンタルクリニック:https://kitasenjyu-dc.com/
〒120-0034 東京都足立区千住3丁目1 藤田ビル2階
電話:03-6806-1646
交通アクセス
北千住駅 徒歩5分